Pythonを始める第一歩:Jupyter Notebookの起動と基本操作
プログラミングを学び始める際、最初の一歩は環境を整えることです。ここでは、Anaconda Distributionをインストール済みという前提で、Pythonの学習を始めるのに便利なツール「Jupyter Notebook」の起動方法と基本的な使い方をわかりやすくご紹介します。
起動の手順
まず、Anacondaを開き、Jupyter Notebookを起動します。Anaconda Navigatorのメニューから「Jupyter Notebook」を選択すると、システムが読み込みを始め、しばらくするとブラウザが自動的に立ち上がります。この画面がJupyter Notebookのホーム画面です。
この画像は、私アカウントのJupyter Notebook画面切り抜きです。

画面右上にある“File”メニューをクリックし、“New”を選択、さらに“Notebook”を選びます。すると、新しいタブに“Untitled.ipynb”というタイトルのノートブックが生成されます。このノートブックがPythonコードを実行するための作業スペースです。作業を整理するため、タイトルをクリックして名前を「First_Attempt1.ipynb」に変更しました。
この画像は、私アカウントのJupyter Notebook画面切り抜きです。

簡単な操作と四則演算の例
ノートブックが開いたら、Pythonのコードを直接入力し、実行できます。たとえば、まず四則演算を試してみましょう。以下のように入力します。
以下の画像は、私のアカウントで本文中のプログラムを実行した際のJupyter Notebookの画面を切り取ったものです。

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このコードを実行すると“Error”が表示されます。これはゼロで割り算をすることは数学的に許されないためです。Pythonはこのようなエラーを即座に教えてくれるので、初心者にも安心です。
変数を使った計算
次に、変数を使った計算を見てみましょう。Pythonでは、変数に値を代入するのはとても簡単です。以下のようにコードを入力してみてください。
weight_kg = 60
print(weight_kg)
このコードでは、変数weight_kgに60という値を代入し、その内容をprint関数で表示しています。この仕組みを使えば、複数の値を扱うプログラムも簡単に作成できます。
平均値を求めるプログラム
たとえば、3人の体重の平均を求めるプログラムは次のように書けます。
weight_kg01 = 60
weight_kg02 = 50
weight_kg03 = 65
average_kg = (weight_kg01 + weight_kg02 + weight_kg03) / 3
print(average_kg)
この画像は、私アカウントのJupyter Notebook画面切り抜きです。

このコードを実行すると、3人の体重の平均値が表示されます。Pythonではシンプルな構文で計算が行えるため、計算の結果を即座に確認することができます。
BASICとの比較
もしBASIC言語を学んだ経験がある方なら、この記述方法は馴染みやすいでしょう。たとえば、BASICでは次のように書いていたものが、Pythonではさらに簡潔になります。
10 weight_kg = 60
20 print weight_kg
Pythonはこのようなシンプルさと柔軟性を持ちながらも、強力な機能を備えています。
学びの第一歩を踏み出そう
このように、Jupyter NotebookはPythonのコードを学ぶための素晴らしいツールです。環境を整えたら、簡単なコードから始めてみましょう。Pythonの基本的な操作に慣れれば、次第に複雑なプログラムにも挑戦できるようになります。
最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、小さな一歩が未来の大きな成果につながります。さあ、Pythonの世界への扉を開きましょう!