今から約20年前、私は初めて「Python」という言語の名前を耳にしました。当時、プログラミングに関心はあったものの、仕事や生活に追われて深く学ぶ機会はありませんでした。ただ、書店に並ぶさまざまなプログラミング言語の本を横目に、「新しい言語がどんどん登場しているな」と感じていました。かつて知っていたFORTRAN、COBOL、Lisp、Pascal、BASIC、Cといった言語に加え、現在ではPythonやJavaScript、Ruby、PHPなどの名前をよく耳にするようになりました。
そんな中、昨年あたりから人工知能(AI)に対する関心が高まり、改めてこの分野に足を踏み入れてみることにしました。特に、PythonがAIやデータサイエンス、Web開発、さらには教育分野で非常に人気のある言語であると知り、興味がわきました。
最初の一歩は、Python公式サイトからソフトウェアをダウンロードしようとしたところから始まりました。しかし、何をどうすれば良いのか全くわからず、お手上げ状態。そこで、「1日でわかる初めてのPython」というKindle書籍を購入してみました。その本を参考に操作を進めた結果、Pythonインタプリタを動かせるようになり、ようやく「始められた」という実感を得ました。
実は、5~6年前にもGoogleのEラーニングで機械学習(ML)の基礎を学んだことがありました。しかし、その当時は技術に触れるだけで終わってしまい、本格的なスキルには結びつきませんでした。第3次AIブームが進む中、昨年から生成AIに触れ始め、音楽、画像、文章などを自分で生成する体験を楽しんでいます。このような技術に親しむ中で、AIを使える人材になるためには、プログラミングやデータの理解といった基礎が必要だと感じました。
今、私はPythonを学び直しながら、AIに関連する知識やスキルを身につけることに取り組んでいます。この挑戦の過程を記録し、備忘録として公開することで、同じように学びたいと思う人たちに少しでも役立てればと考えています。Pythonは一歩ずつ学ぶことで、初心者でも理解を深めていける言語です。この記録が、これからプログラミングを始めたい方々の後押しとなれば幸いです。