1.If分岐 (Conditional Statements)
・条件分岐は、特定の条件に応じて異なる処理を実行するための基本的な構文です。Pythonでは、if、elif、elseを用いて条件を設定します。ifで最初の条件をチェックし、条件が真の場合はそのブロックを実行します。elifは複数の条件を指定する際に使用され、最初の真となる条件が見つかった時点で処理が実行されます。elseは、すべての条件が偽の場合に実行されるデフォルトのブロックです。これにより、状況に応じた柔軟な処理が可能となります。たとえば、数値の大小を比較して異なるメッセージを出力する場面で活用できます。
2.ループ (Loops)
・Pythonのループは、特定の処理を繰り返し実行するために使用されます。forループは、リストや範囲(range())などの反復可能オブジェクトを順に処理する際に利用されます。一方、whileループは、指定した条件が真の間、繰り返し処理を実行します。例えば、forループを用いてカウンタを増加させながら処理を行ったり、whileループで条件を満たすまで繰り返すことで、柔軟なプログラムが実現できます。ループの中でbreakやcontinueを使うことで、処理の制御も可能です。
3.¥関数 (Functions)
・関数は、コードの再利用性を高めるための重要な構文です。Pythonでは、defキーワードを使って関数を定義します。関数は、引数を受け取り、処理結果を返すことで、共通のロジックをまとめて管理できます。たとえば、特定の名前に挨拶を返す関数を作成すれば、複数の場面で簡単に利用できます。また、関数はコードの可読性を向上させ、保守性を高める効果もあります。さらに、デフォルト引数や可変長引数を使用することで、関数の柔軟性をさらに広げられます。
4.再帰 (Recursion)
・再帰とは、関数が自身を呼び出す手法です。主に、問題を小さなサブ問題に分割する必要があるアルゴリズムで用いられます。Pythonでは、基本ケース(終了条件)を設定しないと無限ループに陥るため、必ず基本ケースを明確に定義する必要があります。再帰の典型例として、階乗(factorial)計算があります。このような再帰的アプローチは、計算を簡潔に表現できますが、深い再帰はスタックオーバーフローのリスクを伴うため、効率を考慮して適切に使用することが重要です。
1. If分岐 (Conditional Statements)
例: if, elif, else
x = 10
if x > 5:
print(“xは5より大きい”)
elif x == 5:
print(“xは5と等しい”)
else:
print(“xは5より小さい”)
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2. ループ (Loops)
例: forループ, whileループ
• forループ
for i in range(5):
print(f”カウント: {i}”)
• whileループ
count = 0
while count < 5:
print(f”カウント: {count}”)
count += 1
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3. 関数 (Functions)
例: defによる関数の定義
def greet(name):
return f”こんにちは、{name}さん!”
print(greet(“TARO”))
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4. 再帰 (Recursion)
例: 関数が自身を呼び出す
def factorial(n):
if n == 1:
return 1
return n * factorial(n – 1)
print(factorial(5)) # 120
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